2022年8月25日 午後
こんにちは!
伊東さんのチームで活動をしている香川大学柴田研究室の川﨑です!
伊東さんの班での活動は主に私が書かせていただきたいと思います!
よろしくお願いします。
午後はアーティストが主導になりチーム別で初めて活動を行いました。
私たちのチームは東京で前日まで活動をされていた伊東五津美さんと合流をする日がこの日でした!
最初に行ったのは自己紹介とアイスブレイク。
円形に机を並べ、全員の顔が見えるように椅子に座りました。
自己紹介はアーティストの伊東さんからスタートしました。
伊東さんは東京芸術大学の油画を専攻とする研究室に所属しています。しかし、絵を描くだけではなく、普段からいろんな場所に行き、リサーチを繰り返し作品制作することも多いと仰っていました。伊東さんに声がかかったとき、「海の作品を作れる」という言葉にもとてもワクワクしたそうです。
他にも伊吹島に滞在してた時の話や、香川に足を運んだ時の話などをたくさんお話してくださいました。
その後、メンバーの部活や好きなことを共有して、お互いの理解を深めました!イラストが好きな学生や書道をしている学生など、様々な才能を持った高校生たちが集まっていることが分かりました。
次にこれまでの3日間で発見したことや印象に残ったことを一人ずつ発表しました。
その中でも豊島での喜多さんのお話が印象に残っている人が多かったです。それまでの考え方(ゴミは悪いものという印象)がひっくり返されるような海ごみに対する考え方に触れることができたからだと思います。
喜多さんのお話が印象的だったというメンバーが多かったため、豊島で拾ったゴミとその起源をそれぞれ考え、発表を行いました。いろんな視点から考え、物の気持ちになってみるということに苦戦しながらも、拾ったものにストーリーをつけました。
物の形や色、特徴をよく観察するとどの様に使われていたのか、悲しそうな様子をしているなど想像の幅が大きく広がりました。
発表を通して豊島で学んだ海ごみに対する考え方をアウトプットし、理解を深めた後、伊東さんから「ものを見ること」についてのお話がありました。
「ものに刻まれている痕跡を見ること=時間を感じること」
「痕跡は作った人の想いや時間の蓄積を表し、今自分が見ているものが少し前に起こった出来事の結び目になっているのではないだろうか。」
伊東さんのお話を聞き、豊島で拾ったものの気持ちになり、ものをよく観察をするという行為が、「今」調べるだけでは分からない“見えない歴史”を考えることに繋がっているのだと気づかされました。
その後は、これからの流れを話し合いました。
そして、それぞれで感じたことを伝えられるようにと、伊藤さんからの提案で新聞紙を作品として制作することになりました!
どんなことを記事にしたいかを考える為、次の日の活動はもう一度海へリサーチに向かいます!